VMC(認証マーク証明書)について
VMC(Verified Mark Certificates:認証マーク証明書)は、DigiCert社とGlobal Sing社、SSL.COM社(2025年6月時点)が発行する、BIMIでロゴ表示するために必須の証明書となります。
VMC取得にあたっては、証明書発行機関にて、証明書登録元に対して厳格な審査が必須となっています。この厳格な審査により、攻撃者などが証明書の取得を阻止することが可能となっています。その結果、BIMIによるロゴ表示されるメールの安全性が担保されることになります。
VMCの種類としては、"Registered Mark Certificates(登録商標)"と政府機関が利用する"Government Mark Certificates(政府マーク)"があります。
Registered Mark Certificatesは、VMC取得にあたって、表示するロゴを認定された登録機関*1にて、商標登録を行っておく必要があります。国内では特許庁が登録機関と認定されているので、国内VMCを取得する際には、特許庁で商標登録すれば申請条件は満足します。
Government Mark Certificatesは、政府機関のみが取得可能で、Registered Markと異なり、ロゴの商標登録は不要となっています。
VMCには証明書の要求元(organizationName)、証明書要求元の国(countryName)、ビジネスカテゴリ(businessCategory)、証明書の種類(markType)、証明書発行機関(issrer)、証明書の有効期間開始日(not_before)、証明書の有効期限終了日時(not_after)、さらに証明書のドメイン(Subject Alternative Name)などに加え、表示するロゴデータが記載されています。